| More ... | PDB:1H76タンパク質名鉄輸送蛋白質 セロトランスフェリン(血清トランスフェリン) 生物種ブタ(Sus scrofa) 生物学的役割鉄は生物システムに必要不可欠な元素である。それは酸素の結合・輸送蛋白質のヘムのように、多くの補欠分子団の中で重要なものである。鉄はトランスフェリンという巨大な蛋白質によってそれが必要とされている体の部分に輸送される。卵白にあるオボトランスフェリン、細胞外液に含まれるラクトフェリンそれに血清トランスフェリンという3種類のトランスフェリンがある。これらのトランスフェリンはアミノ酸配列においても、その構造においてもすべて非常に良く似ている。これらは単量体の蛋白質である。 立体構造の特徴
このブタの血清トランスフェリンの構造では2個の分子があるように見えるが、実際はそうではなく構造の真ん中の部分が見えていないだけである。しかしトランスフェリンは、この構造では欠けている10残基のループをはさんではっきりと2つのドメインに分かれる。それらのドメインの各々が、鉄が結合する相当に深いクレフトを持つため、トランスフェリンには一分子あたり2分子の鉄が結合している。補欠分子団の鉄はしばしば大きな環の中央に位置している。この分子においては、鉄は5個の酸素と1個の窒素原子に配位している。窒素はヒスチジン側鎖から来ている一方、3個の酸素のうち2個がチロシン側鎖から、1個がアスパラギン酸側鎖から来ている。残り2個の酸素は同様にこの部分に結合している炭酸(CO3)のものである。 タンパク質構造データバンク(PDB)参考文献原論文
その他
著者:Arno Paehler 訳者:小川 輝 |