| More ... | 用語解説は行はパーキンソン病(ぱーきんそんびょう、Parkinson's disease)神経変性疾患の一種。ジェームズ・パーキンソン氏によって初めて報告された。日本では特定疾患治療研究事業対象疾患に指定されている。主な症状はふるえ、筋固縮など。脳の黒質細胞と線条体の連絡が何らかの理由で損傷されることにより、ドーパミンの不足と、それに伴うアセチルコリンの相対的な増加を引き起こし、神経機能制御バランスが崩れることが原因と考えられている。 配偶子(はいぐうし、gamete)有性生殖において、受精や接合によって接合子を生み出す役割に特化した1倍体の細胞。融合する2つの細胞のタイプによって、異形配偶子と同形配偶子に分けられる。動物などは異形配偶子を持ち、可動性がなく大きい雌性配偶子を卵(卵子)、可動性があり小さな雄性配偶子を精子と呼ぶ。 敗血症(はいけつしょう、sepsis)細菌によって引き起こされる急性炎症反応症候群(ystemic inflammatory response syndrome、SIRS)。 ハイブリドーマ(はいぶりどーま、hybridoma)PyMOL(ぱいもる、PyMOL)オープンソースの分子構造視覚化ツール。Windows、MacOS、Linuxなど様々なプラットフォームで利用可能。http://pymol.sourceforge.net/ πらせん(ぱいらせん、pie helix)配列アラインメント(はいれつあらいんめんと、sequence alignment)複数のDNA塩基配列や、タンパク質のアミノ酸配列を比較する際、対応する配列部分が並ぶよう適宜空白を挿入すること。1対1で比較する場合をペアワイズアラインメント、3つ以上を同時比較する場合をマルチプルアラインメントと呼ぶ。 麦芽糖(ばくがとう、maltose)α-グルコース2分子がα1-4グリコシド結合で結合した還元性二糖。 白癬(はくせん、tinea)白癬菌と呼ばれる一群の真菌が皮膚に感染することによって起こる疾患。足にできる足白癬(水虫)の他、股部白癬(いんきん)、頭部白癬(しらくも)、爪白癬(爪水虫)、その他の部位にできる体部白癬(たむし)などが含まれる。原因菌は、一般的なTrichophyton ruburum などの他、動物や土壌から感染する菌種もある。 白蘚菌(はくせんきん、Trichophyton)白癬(上皮糸状菌症)を引き起こす真菌類の総称。 白蘚症(はくせんしょう、trichophytosis)→「白癬」参照。 バクテリオファージ(ばくてりおふぁーじ、bacteriophage)細菌を宿主として感染し増殖するウイルス。 白内障(はくないしょう、cataracta)目の水晶体質または水晶体嚢が灰白色に濁り、その透明性が失われる疾患。先天性のもの、老人性のものなどがある。 はしか(はしか、rubeola)→「麻疹」参照。 はしかウイルス(はしかういるす、measles virus)→「麻疹ウイルス」参照。 破傷風(はしょうふう、tetanus)破傷風菌(Clostridium tetani)によって引き起こされる感染性疾患。破傷風毒素により強直性痙攣をひき起こす。日本では感染症法施行規則で第五類感染症に指定され、ジフテリア、百日咳と合わせ三種混合として予防接種が行われる。 ハツカネズミ(はつかねずみ、house mouse)→「マウス」参照。 バックパッカー下痢(ばっくぱっかーげり、backpackers diarrhea)→「ジアルジア症」参照。 白血球(はっけっきゅう、leukocyte)呼吸色素を持たない血球の総称。 白血病(はっけつびょう、leukemia)造血細胞の腫瘍化と増殖によって生じる疾患の総称。腫瘍細胞の染色体には異常が見られることが多い。原因として、放射能、発癌性物質、ウイルスなどが挙げられる。 発現(はつげん、expression)遺伝子から識別可能な表現型を作り出すこと。タンパク質の合成によって指示されることが多い。 パパイン(ぱぱいん、papain)パピローマ(ぱぴろーま、papilloma)ハブ(はぶ、habu snake)ハマダラカ(はまだらか、Anopheles)双翅目(ハエ目、Diptera)、カ科(Culicidae)に属する昆虫の一属。マラリアを媒介する種を含む。 バリン(ばりん、valine)タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。疎水性で、ヒトが体内で合成できない必須アミノ酸の1つ。略号はVal、V。 パルミチン酸(ぱるみちんさん、palmitic acid )半数体(はんすうたい、haploid)→「1倍体」参照。 ハンセン病(はんせんびょう、Hansen's disease )ハンチントン病(はんちんとんびょう、Huntington's disease)舞踏運動(chorea)と痴呆を主症状とする、常染色体優性遺伝疾患。原因は、第4染色体短腕上にあるIT15(huntingtin)遺伝子に含まれる核酸3個(シトシン・アデニン・グアニン)の繰り返し配列が異常に伸びていることによる。病理的には、大脳の尾状核が萎縮が見られる。有病率は、欧米では、人口10万人あたり4〜8人、日本では0.1〜0.7人。日本では公費対象の特定疾患(難病)に指定されている。 ひヒアルロン酸(ひあるろんさん、hyaluronic acid)グルコサミノグリカンの一種。O-β-D-グルクロノシル(1→3)-N-アセチル-β-D-グルコサミニル(1→4)の二糖を単位とし多数連なったもの。生体細胞の細胞外マトリックスやある種の細菌に見られ、組織の構造や機能の維持に関わっている。またある種の腫瘍でも見られる。 PIR(ぴーあいあーる、PIR)→「アメリカタンパク質情報資源」参照。 BSE(びーえすいー、BSE)→「牛海綿状脳症」参照。 BMRB(びーえむあーるびー、BMRB)生体分子NMRデータベース(Biological Magnetic Resonance data Bank)の略。生体高分子のNMRデータのデータベースで、世界蛋白質構造データバンク(wwPDB)の一員。Wisconsin大学MadisonのBioMagResBankによって運営されている。 p53腫瘍抑制因子(ぴーごじゅーさんしゅようよくせいいんし、p53 tumor suppressor)B細胞(びーさいぼう、B cell)抗体を作るリンパ球の一種。獲得免疫の1つである体液性免疫において中心的な役割を果たす。 PGI(ぴーじーあい、PGI)→「グルコース6-リン酸異性化酵素」参照。 PCT(ぴーしーてぃー、PCT)→「近位尿細管」参照。 bZIPタンパク質(びーじっぷたんぱくしつ、bZIP protein)→「ロイシンジッパー」参照。 PDB(ぴーでぃーびー、PDB)→「タンパク質構造データバンク」参照。 ビーバー熱(びーばーねつ、beaver fever)→「ジアルジア症」参照。 HeLa細胞(ひーらさいぼう、HeLa cell)ヒトの癌細胞由来の細胞株の名称。 微小管(びしょうかん、microtuble)細胞に見られる太さ約25nm程度で中空の管。チューブリンなどの蛋白質が集まってできている。 ヒスタミン(ひすたみん、histamine)肥満細胞や好塩基球(basophil)から分泌される化学物質。IUPAC名は1H-イミダゾール-4-エタンアミン。ヒスチジンアミノ酸よりヒスチジン脱炭酸酵素の触媒により合成される。血管拡張、血圧降下、平滑筋収縮などの作用を持つが、ヒスタミンが過剰に分泌されるとアレルギー症状を呈する。 ヒスチジン(ひすちじん、histidine)タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。塩基性極性側鎖アミノ酸に分類される。側鎖に複素芳香環のイミダゾール環を持つ。ヒトの必須アミノ酸の一つ。略号はHis、H。 ヒストン(ひすとん、histone)脾臓(ひぞう、spleen)血液の貯蔵、破壊、造血、免疫に関わる臓器。 ビタミンA(びたみんえー、vitamin A)脂溶性ビタミンの一つ。欠乏すると、夜盲症(nyctalophia)、皮膚障害、成長阻害などを引き起こす。一方過剰に摂取すると臓器障害や奇形を引き起こす(ビタミンA過剰症 hypervitaminosis A)。 必須アミノ酸(ひっすあみのさん、essential amino acid)ある生物が自ら合成できず、食物から摂取しなければならないアミノ酸。ヒトの場合、Val、Leu、Ile、Met、Phe、Trp、Thr、Lys、Hisの9種。 ヒト型結核菌(ひとがたけっかくきん、Mycobacterium tuberculosis)→「結核菌」参照。 ヒトヘルペスウイルス3型(ひとへるぺすういるすさんがた、Human herpesvirus 3)→「水痘帯状疱疹ウイルス」参照。 ヒドロキシプロリン(ひどろきしぷろりん、hydroxyproline)微胞子虫(びほうしちゅう、microsporidia)単細胞の菌類で、さまざまな動植物に寄生する。ヒトの場合、免疫力の弱ったヒトなどに限って炎症などを発症させる日和見感染症の原因となる。 肥満細胞(ひまんさいぼう、mast cell)哺乳類の粘膜下組織や結合組織などに存在する造血幹細胞由来の細胞。マスト細胞 ( mast cell ) ともいう。ランゲルハンス細胞とともに炎症や免疫反応などの生体防御機構に重要な役割を持つ。 百日咳(ひゃくにちぜき、pertussis)百日咳菌(Bordetella pertussis)によって引き起こされる感染性疾患。特有の痙攣性の咳発作を呈する。日本では感染症法施行規則で第五類感染症に指定され、ジフテリア、破傷風と合わせ三種混合として予防接種が行われる。 百日咳菌(ひゃくにちぜききん、Bordetella pertussis)ベータプロテオバクテリア網(Beta Proteobacteria)、バークホルデリア目(Burkholderiales)、アルカリゲネス科(Alcaligenaceae)に属するグラム陰性の真正細菌。百日咳を引き起こす。 病原体(びょうげんたい、pathogen)生物の体内に侵入して,宿主の恒常性を妨げ病気を引き起こす生物。 日和見感染(ひよりみかんせん、opportunistic infection)健常な個体に対しては病原性を示さない病原体による感染症。免疫力が低下している患者では病状を呈することがあるが、このような感染症を引き起こす病原菌は薬剤耐性を獲得していることがあり、治療の際問題となることがある。 ピラノース(ぴらのーす、pyranose)単糖類の環状異性体の一種で、5つの炭素原子と1つの酸素原子で六員環構造をとったもの。 ビリオン(びりおん、virion)粒子構造を持ち、感染性を有するウイルスの基本単位。宿主細胞の外において、ウイルスが取る形状。 ピリミジン(ぴりみじん、pyrimidine)ピルビン酸(ぴるびんさん、pyruvic acid)α-ケト酸の一つで、多くの生物で見られる代謝中間産物の一つ。解糖系の最終産物。 ピルビン酸脱水素酵素(ぴるびんさんだっすいそこうそ、pyruvate dehydrogenase)ピルビン酸からアセチルCoAを生成する反応を触媒する酵素。この反応は、解糖系反応経路の最終段階に当たり、働く際には他の酵素と複合体を形成する。EC番号は1.2.4.1。 ピルビン酸リン酸化酵素(ぴるびんさんりんさんかこうそ、pyruvate kinase)解糖系において、リン酸エノールピルビン酸からADPにリン酸基を転移し、ピルビン酸とATPを生成する反応過程を触媒する酵素。略称PK。EC番号は2.7.1.40。 ふファージ(ふぁーじ、bacteriophage)→「バクテリオファージ」参照。 ファミリー(ふぁみりー、family)1)「科」参照。 2)「ファミリー(タンパク質)」参照。 ファミリー(タンパク質)(ふぁみりー(たんぱくしつ)、family (protein))タンパク質の機能や構造の類似したものをまとめた概念。タンパク質ファミリー。 フィブリノーゲン(ふぃぶりのーげん、fibrinogen)フィブリン(ふぃぶりん、fibrin)フィラミン(ふぃらみん、filamin)フーグスティーン塩基対(ふーぐすてぃーんえんきつい、Hoogsteen base pair)"3つの核酸塩基間で水素結合をつくってできる塩基対形成。 ヌクレオチド鎖が三重鎖や四重鎖を形成する際に用いられる、" プール熱(ぷーるねつ、pharyngoconjunctival fever)→「咽頭結膜熱」参照。 フェニルアラニン(ふぇにるあらにん、phenylalanine)タンパク質を構成する20種のアミノ酸の1つ。中性疎水性側鎖アミノ酸に分類され、ヒトの必須アミノ酸の一つである。略号はPhe、F。 フェレドキシン(ふぇれどきしん、ferredoxin)フォールド(ふぉーるど、fold)ポリペプチドなどの直鎖状分子の立体構造。SCOP(タンパク質の構造分類)では分類階層の一つを成す。 副腎(ふくじん、adrenal gland)脊椎動物が持つ、腎臓の隣にある内分泌器官。内部の副腎髄質とそれを取り囲む副腎皮質とに分けられる。 副腎髄質(ふくじんずいしつ、adrenal medulla)副腎の中央部を構成する組織。自律神経からの刺激を受けてアドレナリンまたはノルアドレナリンを分泌する。 副腎皮質(ふくじんひしつ、adrenal cortex)副腎の外層を構成する内分泌器官。数種の副腎皮質ホルモンを分泌する。 副腎皮質刺激ホルモン(ふくじんひしつしげきほるもん、adrenocorticotropic hormone)副腎皮質に作用し、副腎皮質ホルモンの分泌を促すホルモン。下垂体前葉から分泌され、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンによって分泌が促進される。 副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(ふくじんひしつしげきほるもんほうしゅつほるもん、corticotropin-releasing hormone)視床下部から分泌されるホルモンで、脳下垂体前葉に対して作用し、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の放出の促す。 副腎皮質ホルモン(ふくじんひしつほるもん、adrenal cortex hormone)副腎皮質でつくられるステロイドホルモンの総称。糖質コルチコイドと鉱質コルチコイドに大別される。 副腎皮質ホルモン過剰症(ふくじんひしつほるもんかじょうしょう、hypercortisolism)→「クッシング症候群」参照。 複製(ふくせい、replication)不斉中心(ふせいちゅうしん、asymmetric center)分子中のある原子(多くの場合炭素)に4つの原子または置換基が共有結合し、それらが4つとも種類が異なる場合、その中心となる原子のこと。分子がキラリティを持つ要因となる。 プソイドウリジン(ぷそいどうりじん、pseudouridine)ぶどう糖(ぶどうとう、glucose)→「グルコース」参照。 BLAST(ぶらすと、BLAST)2つのDNAの塩基配列や蛋白質のアミノ酸配列を比較し、局所的な配列類似性を調べるアルゴリズムおよびそのアルゴリズムを実装したプログラム。NCBIのウェブサイトなどで利用できる。 プラスミド(ぷらすみど、plasmid)プラセボ(ぷらせぼ、placebo)→「偽薬」参照。 フラノース(ふらのーす、furanose)単糖類の環状異性体の一種で、4つの炭素原子と1つの酸素原子で五員環構造をとったもの。 フラビウイルス(ふらびういるす、flavivirus)プリオン(ぷりおん、prion)感染性、病原性のタンパク質。正常に機能していたタンパク質が、何らかの理由により異常な構造をとり、病原性を呈するようになったもの。プリオンは他のタンパク質に働きかけて構造をアミロイド様に変化させることで伝染性海綿状脳症(Transmissible Spongeform Encephalopathy, TSE)、狂牛病(Bovine Spongeform Encephalopathy, BSE)、クロイツフェルト-ヤコブ病(Creutzfeldt-Jakob disease、CJD)などのプリオン病を引き起こす。 プリン(ぷりん、purine)プリン体(ぷりんたい、purine body)フルクトース(ふるくとーす、fructose)六単糖、ケトース(毛とヘキソース)の一種。果汁など自然界で豊富に見られる。最も甘い糖。果糖とも言う。 フルクトース1,6-2リン酸(ふるくとーすいちろくにりんさん、fructose-1,6-bisphosphate)解糖系中間産物の一つ。リン酸フルクトースリン酸化酵素の働きによって、ATPのリン酸がフルクトース6-リン酸に転移されてできる。略称FBP。 フルクトース1,6-2リン酸アルドラーゼ(ふるくとーすいちろくにりんさんあるどらーぜ、fructose-1,6-bisphosphatase)解糖系反応経路に関わる酵素の一つ。フルクトース1,6-2リン酸を切断して、ジヒドロキシアセトンリン酸とグリセルアルデヒド3-リン酸を生成する反応を触媒する。 フルクトース1,6-ビスホスファターゼ(ふるくとーすいちろくびすほすふぁたーぜ、fructose-1,6-bisphosphatase)→「フルクトース1,6-2リン酸アルドラーゼ」参照。 フルクトース1,6-ビスリン酸(ふるくとーすいちろくびすりんさん、FBP)→「フルクトース1,6-2リン酸」参照。 フルクトース6-リン酸(ふるくとーすろくりんさん、fructose-6-phosphate)解糖系中間産物の一つ。リン酸グルコース異性化酵素の働きによって、グルコース6-リン酸が異性化されてできる。略称F6P。 プロゲステロン(ぷろげすてろん、progesterone)プロスタグランジン(ぷろすたぐらんじん、prostaglandin)プロテインキナーゼ(ぷろていんきなーぜ、protein kinase)→「蛋白質リン酸化酵素」参照。 Globe Protein Globe(ぷろていんぐろーぶ、Protein Globe)日本蛋白質構造データバンク(PDBj)で提供されている、蛋白質の世界を包括的に閲覧するためのサービス。球上に個々の蛋白質が点で表示され、近縁の蛋白質ほど近い距離に配置される。URLは、http://eprots.protein.osaka-u.ac.jp/globe.cgi 。 プロリン(ぷろりん、proline)タンパク質を構成する20種のアミノ酸の一つ。中性疎水性アミノ酸に分類される。タンパク質構成アミノ酸の中で唯一、側鎖と主鎖のアミノ基との間に共有結合を持つイミノ酸である。略号はPro、P。 分岐鎖澱粉(ぶんきさでんぷん、amylopectin)→「アミロペクチン」参照。 へ平均二乗偏差(へいきんにじょうへんさ、RMSD)→「RMSD」参照。 平行βシート(へいこうべーたしーと、parallel beta sheet)βシート(べーたしーと、beta sheet)タンパク質の二次構造の一種。ペプチド鎖の異なる部分が平行に並び、お互いの主鎖が水素結合で結合されている。 βバレル(べーたばれる、beta barrel)βシートが円筒状になって両側がつながり円筒状の構造となったタンパク質の部分構造。ポリンなどの物質輸送に関わるタンパク質によく見られる。 βヘアピン(べーたへあぴん、beta hairpin)ヘキソース(へきそーす、hexose)炭素原子を6つ持つ単糖類。グルコース、フルクトースなどがこれに含まれる。別名六炭糖。 ヘキソキナーゼ(へきそきなーぜ、hexokinase)解糖系酵素の一つで、グルコースとATPからグルコース6-リン酸とADPを作る反応を触媒する。略称HK。 ヘテロクロマチン(へてろくろまちん、heterochromatin)ペニシリナーゼ(ぺにしりなーぜ、penicillinase)→「ラクタマーゼ」参照。 ペニシリン(ぺにしりん、penicillin)ペニシリン結合蛋白質(ぺにしりんけつごうたんぱくしつ、penicillin-binding protein)ヘパリン(へぱりん、heparin)凝固防止剤の一種。血栓塞栓症や播種性血管内凝固症候群 (DIC) の治療、人工透析、体外循環での凝固防止などに用いられる。化学的にはグリコサミノグリカンであるヘパラン硫酸の一種。生体内では細胞表面に存在し、種々の細胞外マトリクス蛋白質と相互作用している。 ヘパリン(へぱりん、heparin)動物の肥満細胞(マスト細胞)が合成するグルコサミノグリカンの一種。硫酸基やカルボキシル基が豊富な負電荷性高分子電解質。肝臓内に血液凝固阻害物質として存在する。 ペプシン(ぺぷしん、pepsin)ペプチドグリカン(ぺぷちどぐりかん、peptideglycan)ヘム(へむ、heme)2価鉄のポルフィリン錯体。ヘモグロビンの色素部分に相当する物質。ヘモグロビンでは酸素運搬を、チトクロムでは電子運搬を担う。 ヘモグロビン(へもぐろびん、hemoglobin)脊椎動物や一部のその他の動物の赤血球に見られる主要タンパク質で、肺から全身に酸素を運搬する役割を担う。α鎖とβ鎖、2種類のポリペプチドが2つずつ集まった4量体で、各サブユニットは1つずつ2価鉄のポルフィリン錯体(ヘム)を含み、これが酸素と結合する。通常のヘモグロビン(ヘモグロビンA)のβサブユニットの6番残基がグルタミン酸からバリンに変異するとヘモグロビンSとなり鎌形赤血球症を引き起こす。 ヘモシアニン(へもしあにん、hemocyanin)甲殻類や軟体動物に存在する、銅を含む呼吸色素蛋白質。血球中には含まれず、血リンパ液に溶存する。分子状酸素と可逆的に結合し、酸素運搬の役割を果たす。酸素が結合していない状態では無色(V価銅)だが、酸素が結合すると青色(II価銅)となる。 ヘモフィルス・インフルエンザ菌(へもふぃるす・いんふるえんざきん、Haemophilus influenzae)→「インフルエンザ菌」参照。 ヘリカーゼ(へりかーぜ、helicase)2重らせんを形成しているヌクレオチド鎖を1本鎖にほどく酵素。 ヘリックス(へりっくす、helix)→「らせん」参照。 ヘリックスーターンーヘリックスモチーフ(へりっくすーたーんーへりっくすもちーふ、helix-turn-helix motif)→「らせんーターンーらせんもチーフ」参照。 ヘリックスーループーヘリックス(へりっくすーるーぷーへりっくす、helix-loop-helix motif)→「らせんーループーらせんモチーフ」参照。 ペリプラズム(ぺりぷらずむ、periplasm)ヘルパーT細胞(へるぱーてぃーさいぼう、helper T cell)B細胞の抗体産生やキラーT細胞、マクロファージの微生物に対する食作用を活性化させる役割を持つT細胞。細胞表面抗原としてCD4を持つ。 ヘルペスウイルス(へるぺすういるす、Herpesviridae)DNAウイルスの一科で、第I群(2本鎖DNA(dsDNA))に属する。3つの亜科(α、β、γ)といずれにも属さないものとで構成される。ヒトなどに感染症を引き起こす。 ベロ毒素(べろどくそ、verotoxin)赤痢菌が産生する志賀毒素に似た毒素。腸管出血性大腸菌であるO157:H7などが産生して菌外に放出する外毒素蛋白質。出血性の下痢などを引き起こす。 ペントース(ぺんとーす、)炭素原子を5つ持つ単糖類。リボースやデオキシリボースがこれに含まれる。 鞭毛(べんもう、flagellum)細胞から突き出た長い鞭状の構造物。波打つように動かすことで細胞を推進させる。真核生物の鞭毛は繊毛が長くなったものだが、原核生物の 鞭毛は、真核生物のものとは構造と動作機構が異なっている。"flagellum"は単数形で、複数形は"flagella"。 ほ膀胱(ぼうこう、urinary bladder)泌尿器系臓器の一つ。腎臓から尿管を通じて送られてきた尿を一時的に蓄えておく袋状の器官で伸縮性がある。 放線菌(ほうせんきん、Actinobacteria)放線菌目(Actinomycetales)に属するグラム陽性細菌の一群。名称は菌糸が放射状にのびることに由来するが、そのような形態を示さない種もあり(結核菌、癩菌など)、これらを除外することもある。抗生物質産生菌、窒素固定菌、病原菌などさまざまな菌が存在する。 胞嚢体(ほうのうたい、oocyst)→「オーシスト」参照。 ホスファターゼ(ほすふぁたーぜ、phosphaatase)リン酸エスエルやリン酸無水物を加水分解する反応を触媒する酵素の総称。EC 3.1群。 ホスホグルコースイソメラーゼ(ほすほぐるこーすいそめらーぜ、phosphoglucose isomerase)→「リン酸グルコース異性化酵素」参照。 ホスホフルクトキナーゼ(ほすほふるくときなーぜ、phosphofructokinase)→「リン酸フルクトースリン酸化酵素」参照。 保存(ほぞん、conservation)ボツリヌス菌(ぼつりぬすきん、Clostridium botulinum)ホメオーシス(ほめおーしす、homeosis)生物体のある器官が、類似する別の器官の性状を示す現象。節足動物の脚などで見られ、触角が切断された後、脚が再生する事例が挙げられる。この現象を引き起こす原因遺伝子群はホメオティック遺伝子と呼ばれる。 ホメオティック遺伝子(ほめおてぃっくいでんし、homeotic gene)ホメオーシスを引き起こす突然変異の原因となる遺伝子群。生物の発生制御に関わる。さまざまな生物の間で相同性の高い配列領域(ホメオボックス)が見られる。 ホメオドメイン(ほめおどめいん、homeodomain)DNA結合性タンパク質のDNA結合部位を構成する部分構造(モチーフ)の一種。ホメオボックスによってコードされ種間で高い相同性を示す。60個のアミノ酸残基で構成され、3つのらせんを形成する。うち2本は典型的なヘリックスーターンーヘリックス構造をとる。 ホメオドメインタンパク質(ほめおどめいんたんぱくしつ、homeodomain protein)ホメオドメインを持つタンパク質の総称。DNA結合性があり、転写制御などの働きを持つ。 ホメオボックス(ほめおぼっくす、homeobox)ホメオドメインのアミノ酸配列を指示する180個の塩基配列。種間の配列相違が小さく、相同性が高い。 ホメオボックス遺伝子(ほめおぼっくすいでんし、homeobox gene)ホメオボックスを含む遺伝子。ホメオーシスに関わるホメオティック遺伝子などがこれに含まれる。 ポリオ(ぽりお、poliomyelitis)→「急性灰白髄炎」参照。 ポリオウイルス(ぽりおういるす、poliovirus)第IV群(+鎖1本鎖RNA(+ssRNA))、ピコマウイルス科(Picornaviridae)、エンテロウイルス属(Enterovirus)に属するウイルス。急性灰白髄炎(ポリオ)を引き起こす。 ポリペプチド(ぽりぺぷちど、polypeptide)アミノ酸がペプチド結合によって直鎖状に連なった多量体。 ボルティモア分類(ぼるてぃもあぶんるい、Baltimore classification)アメリカの分子生物学者デビッド・ボルティモアが提唱するウイルス分類法。遺伝情報の形態などから7つの類に分類される。現在の国際ウイルス分類委員会(ICTV)による分類の基礎となっている。7類は次の通り。I.dsDNA(2本鎖DNA)、II.ssDNA(1本鎖DNA)、III.2本鎖RNA(dsRNA)、IV.(+)ssRNA(1本鎖RNA mRNA)、V.(-)ssRNA(1本鎖RNA mRNAの鋳型鎖)、VI.ssRNA-RT(逆転写1本鎖RNA コーディング(+)鎖)、VII.dsDNA-RT(逆転写2本鎖DNA)。 翻訳(ほんやく、translation)RNA分子に転写された遺伝情報を元にペプチド鎖を合成すること。 |